新しい人

4月に新たな利用者が、養護学校から施設に加わりました。
簡単に言ってしまえば、てんやワンヤです。

これまでの、他の利用者への気くばりや、関わりの他に
新人が加わることになるのです。
彼は、朝の会もどうも参加しなし、送迎の車もイヤがるし、
小のお漏らしは、何度もわざとやるし。
彼は、少しも悪いことをしているのではないのです。
こうしたすべてに、他人からかまってもらいたい部分もあるんです。
多様な職員らとのやりとりを通じて、施設初日と較べたら、幾分かは、
施設になじんでくれたのかナ?
我々も、応分に彼に馴染んでゆく。

とにかく? ! 
施設でいろんなものに、いろな人に自分から興味をもってくれたら
いいのに・・・・そして
少しでもこころ開いてくれたらいいのに・・・。
紆余曲折した、途切れ途切れのコトバが、口が喋ってくれたらいいのに。
(ボクらも、初源の目線に拠って、こころを彼にひらこう)

この擁護学校から毎年30名ほどの人が卒業して、施設などへ移り行くことになる。
こんな擁護学校が、この街に3ヶ所あるから 合わせると約90名?
今の施設で、擬似就労や就労で、施設を(卒業して)出て行った人はゼロ*。
もうすぐに、施設は定員一杯になってしまいます。どの施設も定員一杯になって、
しまいます。3者のそれぞれが、疲弊し、不幸に陥ることは歴然としている。
利用者、家族、職員ら

(*しかし安易に出て行って、戻った人は、就労し継続中の成功事例と較べて、
 重たすぎます!)