ワンポイント「障害特性」

知的障害者や、知的障害がない発達障害は、障害や障害特性を持っている。(抱えている、有している! いすれの言い方も、
当人が自由意志で自ら選びとったものではない事に留意必要。)
「障害」「障害特性」「苦手」は、当人のやる気や努力で、改善されるわけではない。
にもかかわらず、就労手前のレベル(状態、情況)になると、<働く意識>や<やる気>や<努力>が、議論検討
される事が多いましてや、障害や障害特性は、職員(指導員)の促し(関わり、ケア)で、根本的に改善されるわけでもありません。

ここはひとつ。条件が許す場合に、ただ在る(居る)だけで利用者が充分に輝いていることを
意思疎通を図る途上で解かっていただくことです。
ある場合には、利用者のおひとりお独りが、自分の「障害」「障害特性」「苦手」とそれなりに向き合い、もしか
すると、「障害」「障害特性」「苦手」をコントロールできるかもしれないと、闘う事ができるよう努力(夢想)することです。

彼が、利用者が関係者で議論するチームケアに、進んで参加発言できるケアをもざすべきでしょう!

そして
我々は、利用者からの強いメッセージに突き動かされるように、
利用者が、一般就労の職場などでの「やる気がない」などと誤解されて、職場におられなくなり、自分を責めて、自分を失うこと
を防がなければなりません。
もしくは
利用者の就労時のつまずきが、職場でのつまずきが、そのおりの利用者の闘いが因子となり、職場全体の業務の改善が進められる。
障害者の障害(障害特性・苦手)に気付き、配慮や改善が職場全体の良い職場つくりに結びついている回路を模索することです。(←
利用者とジョブコーチの役割?)



こうした議論に流れるひとつには、悪法(障害者自立支援法)が→厚生労働省が、施設側や指導員(職員)側に、一般就労を促すインセ
ンティブを準備して整えていることに拠っている。
一般就労がフイットする事例は、施設も利用者も、地域も変わらないと、皆無に近い。それよりも、これまで、就労して×1になって、
再び居場所がなくて、戻ってきた多くの利用者のフールドリサーチこそ、必要です。