「遺族の死亡報告」が・・・

遺族が死亡を報告せずに数十年にわたって年金を受け取り続けるとは、それにしてもこれ
ほど不愉快なニュースもありません。我々日本人が、ここまで堕落してしまったのかと嘆かわ
しい気持ちです。

 もちろん管理がずさんな行政にも大きな問題はありますが、本来受け取るべき
 ではないお金を受け取り続ける大人(!)の「モラルの欠如」の方が、大きな問題
だと思います。こんな大人が、世間の体裁の一翼を担っているからこそ、世間が空洞化
して生きずらくなると、思わず嘆いてしまう。(その根っこを撃つことが必要なのだ
が!―マスコミ)

 これは、私に言わせれば、意図的に数十年にわたって「年金をだまし取っていた」
 のが真実ならば、それは国家≒年金を納めている多くの国民に対する詐欺行為でもある。
こうしたことでは、若者を中心にした部分が、世間と言う漠然としたものに根本的な疑念を抱いて
もおかしくないと思います。これらが複合、重層して年金の未納者が増えている。
納める方へのインセティブが全然働かない羽目になっている。

 この辺の関して、マスコミの伝え方は、全然酷いと私は感じます。まるでパンドラの箱
 を扱うかのようにお茶を濁した表現で済ませています。それも管理がずさんな行政を発表を
そのまま、ずさんなまま、垂れ流しているだけです。
行政の管理のずさんな事、モラルの欠如、古い(お手本となるべき)大人がモラルを欠如させ、
世間をこれだけ痩せた野良猫のようにしてしまっている事など、目の前に起こっている
事実(ニュース)から、洞察できることですし、こうした事に言及した報道を行なわないとイカン!

さらに、もっと言えば!
100歳枯死寸前−80歳お一人様介助(A) 80歳枯死途上−60歳お一人様介護(B)、こうした事例パ
ターンからは、気絶しそうな現実をニュース(事実)は、如実に知らしめている。
簡単に解かることだ。生き辛い中、Aの80歳の人間が、Bの80歳と入れ替わって
いるケースだ。これが、日本の津々浦々に点在していると言うことです。
これが、どれだけボクらの安閑とした日常の欺瞞を撃っているのか、冷静に考えれば
解かるはずですと、申しているのです。

今回のニュースで明らかになった日本人のモラルの低さとマスコミの酷さは、自分でも非常に恥ず
かしいことであり、残念でなりません。